慢性腎不全から透析療法まで
腎臓病はわかりにくいし難しい病気との印象があります。むくみや高血圧、ひいては透析・腎移植となり、高額な医療費がかかり、治癒することが少ない疾患です。最近、その複雑な疾患体系が、腎機能と尿蛋白で慢性腎臓病として分類されるようになり理解しやすくなりました。 しかし、慢性腎臓病は身近な病気で成人の約10%が罹患しており、循環器疾患合併も多く、ますます腎臓病から目が離せません。腎不全や透析患者では心血管合併症が起こりやすくこれによる死亡率が高く、高齢者・糖尿病・長期透析患者の増加により心血管病のリスクが高まっている現在、コメディカルにもぜひ理解していただきたいテーマです。本セミナーでは、看護師の皆さんが自信を持って患者さんを看護介入・管理できるよう丁寧に解説いたします。
セミナープログラム
1、腎臓の構造と機能
2、腎臓病の新しい考え方-慢性腎臓病(CKD)とは?
急性腎障害(AKI)とは?
3、腎臓病と心臓病の密接な関係-心腎関連
4、透析導入と看護のポイント
セミナー講師プロフィール
国立循環器病研究センター
高血圧・腎臓科 医長
中村 敏子
高血圧・腎臓病・透析の専門医。長年、循環器専門病院に勤務し、循環器疾患と腎臓病をテーマとして、多くの臨床研究や発表などを行っている。特に腎不全・透析医療では、医師、薬剤師、看護師、栄養士などの多職種の連携が重要と感じている。病院内での看護師教育にも携わっている。
開催日時 | 2012年11月4日(日) 13:00 ~ 16:30 |
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会場 | 【大阪】 エル・おおさか 708号室 |
講師 | 中村 敏子 |
申込締切日 |
参加費:¥ 6,300 税込
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