終末期における緩和ケア
がん患者さんは、がん自体の症状のほか、痛み、倦怠感などのさまざまな身体的な症状や、落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛を経験します。がん終末期になると症状緩和も困難となり、治療より看護ケアがメインになります。
今回は、終末期の呼吸困難と悪心・嘔吐、そしてせん妄に対して看護師としてできる看護ケアをそれぞれの原因、評価、治療から考えていきましょう。
セミナープログラム
1、呼吸困難のマネジメント
・呼吸困難とは
・呼吸困難の評価
・呼吸困難に対する治療
・非がん患者の呼吸困難について
・呼吸困難に対する緩和ケア
・事例
2、腹部症状のマネジメント
・悪心・嘔吐の原因とその治療
・制吐薬について
・悪心・嘔吐に対するケア
・腹部膨張感とは
・消化管閉塞の薬物療法
・消化管閉塞に対するケア
・便秘の原因とその治療
・便秘に対するケア
3、精神症状のマネジメント
・がん患者の精神症状について
・気持ちのつらさ(不安・抑うつ)について
・包括的アセスメントとうつ状態の評価
・気持ちの辛さに対する薬物療法
・せん妄症状の特徴
・せん妄に対する薬物療法
・せん妄に対する基本的対応とケア
・事例
セミナー講師プロフィール
尾道市立市民病院
がん看護専門看護師/緩和ケア認定看護師
渡辺 陽子
2005年緩和ケア認定看護師資格取得、2013年がん看護専門看護師資格取得。2011年から2018年の8年間、緩和ケアチーム専従看護師として、集学的がん治療センター内にレスパイトケアに対応できる緩和ケア支援病床を設置、在宅緩和ケアの相談や調整を行う。2019年4月からは、緩和ケア支援病床閉鎖に伴い一般病棟スタッフとして、がん患者さんのみならず、病を持つ人の身体的な痛みやつらい症状の緩和に可能な看護ケアを実践し、看護師スタッフと共に多職種と連携しながらチーム医療を心がけている。
開催日時 | 2021年6月24日(木) ~ 2021年6月26日(土) 23:59 |
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会場 | オンライン 【講義時間 3時間程度】 |
講師 | 渡辺 陽子 |
申込締切日 | 2021年6月14日 |
参加費:¥ 8,250 税込
ホームページ会員 加算ポイント:825pt