看護倫理の思考と実践
看護においては、急速な医療技術の発展や社会情勢の変化に伴い、人々の価値観が多様化したことで、患者に最適なケアを提供することが難しくなってきています。質の高い看護を提供するためには、行動指針が必要です。
倫理綱領とは、すべての患者が質の高いケアが受けられるよう、適切な看護を行う上でのガイドラインです。日本看護協会では、倫理綱領を見直し17年ぶりに2021年3月に「看護職の倫理綱領」として改訂公表されました。
倫理とは何か、なぜ倫理が重要なのか、事例を通して、倫理的視点をもち質の高い看護を提供できるよう看護倫理について理解を深めていきましょう。
セミナープログラム
1,倫理とは
2,看護職の倫理綱領(日本看護協会2021年改訂)
3,医療倫理の基本4原則
4,医療専門職の義務の基礎となる2原則
5,臨床倫理とは
6,臨床倫理の4分割法
7,意思決定支援と
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
8,事例検討会の事例の書き方、4分割法の活用
9,事例
セミナー講師プロフィール
尾道市立市民病院
がん看護専門看護師/緩和ケア認定看護師
渡辺 陽子
2005年緩和ケア認定看護師資格取得、2013年がん看護専門看護師資格取得。
緩和ケアチーム専従看護師として今後の治療選択や療養場所における意思決定支援を行いながら、2016年、院内看護部倫理委員会の設置後、倫理に関する教育指導助言を行う。現在は、一般病棟スタッフとして、がん患者のみならず、病を持つ人の身体的な痛みやつらい症状の緩和に可能な看護ケアを実践し、患者・家族と一緒に考え、悩みながら納得のいく最善の医療が受けられるよう支援している。
開催日時 | 2021年9月9日(木) ~ 2021年9月11日(土) 23:59 |
---|---|
会場 | オンライン 【講義時間 3時間程度】 |
講師 | 渡辺 陽子 |
申込締切日 | 2021年8月30日 |
参加費:¥ 8,250 税込
ホームページ会員 加算ポイント:165pt